以前、バスケでは余裕を持ってプレイする事でミスが減らせる。というような事を書いたのですが、ふと書いてて自分で疑問に思いました。その疑問とは「余裕とはなんぞや?どうやって余裕を持つんだ?」です。これについてバスケにおける余裕の持ち方についてぼくの考えを書いてみます。
そもそも余裕とはなんぞや
さて、そもそもの問題。余裕とはなんぞや?
よ‐ゆう【余裕】
1 必要分以上に余りがあること。また、限度いっぱいまでには余りがあること。「金に余裕がある」「時間の余裕がない」「まだ席に余裕がある」
2 ゆったりと落ち着いていること。心にゆとりがあること。「余裕の話し振り」「周りを見る余裕もない」
コトバンク 余裕
リラックスしてバスケを楽しんでる状態。ってのが余裕のある状態と言えるんじゃないでしょうか。
どんな状態なのか。というのはなんとなくは分かると思います。
逆に余裕が無い状態というのは逆に「焦っている、平常心ではない」
と捉えられると思います。
バスケにおいて焦る、平常心でいられない状態ってのはどういう時でしょうか?
- 相手のDFがハード過ぎていつも通りプレイ出来ない
- 相手のペースにハマり、ランゲームで体力が削られ正常な判断が出来ない
なんて状態がそうじゃないでしょうか。
もっと簡単に言うと、練習でやった事なくて対処方法が分からない状態。
簡単に解決するにはそういうシチュエーションが起こっても平気なように練習で対策をしておくといいですね。
と言ってしまえばこの記事の意味もないので、僕なりの解決方法を書いていきましょう。
余裕を持つには
全体としては、1試合走れる体力はつけておきましょう。メンバーが居るなら自分の体力のある範囲だけでも頑張りましょう。
以前に書いたこの内容がヒントになるかもしれません。
ボールを持っていない時(体力面)
速攻で攻められる
これについてはチームの決め事である程度は解決出来るはずです。
バックガードをしっかりやろう!
オフェンスリバウンドに行く選手、行かない選手って居ると思いますが、リバウンドに行かないのなら、急いで戻ろう!
これだけですw
バスケにはサッカーと違ってオフサイドなんてないので、とっととDFに戻りましょう。
お互いシュート入らずに延々シャトルランしてる状態
このへんは難しい所です。
タイムアウトを取って休ませる。ってのがいいとは思いますが、使い切った状態ってのはしんどいですよね。
僕の考えは「ガードが制御する事」が簡単な対処法なのではないかと考えてます。
自チームの選手が肩で息してる状態なら、一度落ち着いて、24秒全部使って休みながら攻めるのが良いと思います。
相手にペースを掴まれてる状態は良くないです。一度勇気を持ってトランジションの流れをぶった切ってみるのも突破口になるのではないかと思います。
司令塔が「ガンガン行こうぜ!」って言うならあとは意地で頑張って下さいw
単純に、初心者過ぎてどう動いていいか分からない。。
弱小バスケ部って、この疑問に対するを答えを持ってない人が結構多いんですよね。ぼくも習ったことないです。
その解決方法は以下の記事で書いています。
単純な話、バスケのやり方は一つじゃなくて、一切動かないでもいいんですよw
動け動け!とだけ言われてバスケをしていた自分としては、その考えがとても衝撃的でした。
このあたりも知識さえあれば余裕を持ってプレーが出来ると思います。
味方の邪魔をしない!ボール来たらまずはシュートを狙う!
これだけで最初のうちは全然オッケーだと思います。
それよりも発展した戦術の話は、そのチームの指導者の考えを120%汲み取ってトライしてみましょう。
ボールを持っている時(技術面)
ボールを持ってる時に余裕が無くなる場合というのは、多くの場合、DFのプレッシャーが厳しいからではないでしょうか?
これに関していえば、少し考え方を変えるだけですんなり乗り越える事が出来ます。
まず、DFというのは何かを捨てて、何かを重点的に守る。ものだと僕は考えています。
- OFのシュートが上手い or 技術不足 → 距離を詰めてプレッシャー
- OFはドリブルが上手く外のシュートが苦手 → 距離あけてゴールを守る
自分がDFをやる時にはこのように考えてDFのやり方を少しずつ変えます。
シュートもドリブルも上手い選手に関しては、「OFの好きそうなプレイを潰す」事でフラストレーションを溜めさせます。
逆にドリブルが得意な選手と距離を詰めてしまうと、一瞬で抜かれてしまいます。
ボールを持ってる時にプレッシャーがきつくて余裕がなくなる。という場合はドライブを狙うのを意識してみるといいです。
さて、ボールを持ってる時の対処方法ですがこのあたりに以前基礎をまとめています。
ボールを持った時に出来るプレーとは何があるでしょうか?
- シュート
- パス
- ドリブル
この3つですね。これらすべてをスムーズに実行出来る状態が「トリプルスレット」と呼ばれます。
まずはこのトリプルスレットの姿勢をしっかり持ちましょう。
ピボットをしっかり踏んでDFをかき乱して自分に有利な状況を作る事が出来れば余裕を持ってプレー出来ます。
以前にTwitterで投稿したようにDFと距離をあけるためのピボットを参考として載せておきます。
相手がボールを取ろうと手を出してきたらそれを巻き込むように腕を回せばファールももらえます。一度ファールされるとDFも距離をあけるのでプレッシャーが減りますよ。
ドライブを仕掛けると周りが見えなくなりターンオーバーしてしまう
これ、僕が昔から持ってた持病で、なかなか治りませんでした。
逆手でのドリブルが苦手なので、ドライブのコースを止められてしまうともう打つ手無し状態だったんですよね。。w
これの解決方法として教えてもらったのは「ハンドリング能力が低すぎる」事でした。
もっとハンドリング能力を上げて、意識をボールじゃなくてコート全体に張り巡らせるようになれば解決出来るよ。
と言われ、その日から練習時の待機時間にはなるべくボールを触り胴回しなどの練習をし続ける事によって解決する事が出来ました。
何事も基礎が大事と言われるのですが、基礎さえ出来ていれば意外とあとの技術はなんとかなってしまうものです。
余裕を持ってプレーしよう
バスケはハビットスポーツ(習慣のスポーツ)ともよく言われます。
練習でやった事以外は本番で出来ません。
一人でシューティングやドリブル練習をやってる段階からも常に本番を意識してプレイしましょう。
どんな練習をしていても「DFにブロックされる、スティールされる」という危機感を持って練習出来れば本番で緊張する事も少なくなるはずです。
紅白戦ではお互いにやられて嫌なことをネチネチと身体ぶつけるくらい勢いよくやっていきましょう。
理想は練習よりも本番の方が楽。 な状態を作り出すことですw
この記事でバスケをもっと楽しくなってもらえれば嬉しいですね。
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