パスでボールがぐるぐる回ってDFがかき回されるのが好きです。経験が少ないとパスカットされる事って多いですよね。言うまでもなく自分もターンオーバーの名手としてチームメイトから恐れられていました。最近はそういったミスも減ってきたので個人的になんで解決できるようになったのかを書いてみたいと思います。
原因を何個かに分けて書いてみます。
ターンオーバーした時のシチュエーションで出てくるのはこんな所じゃないでしょうか。
原因1:パスする所を見すぎている
まずこれですかね。
経験が不足している人によくあるあるな気がします。
どこにパスが来るかDFも分かっているのでパスのモーションと同時に動かれてパスカットされてしまうパターンですね。
見ないとパス出来ないじゃん!
と言われそうですが、それもそうですね。このあたりが説明の難しいところ
見すぎているのが問題。
バスケをやった時によく言われると思うのですが
「ボールを持ったらリングを向け」
シュートを狙ってこないオフェンスはそんな怖くないですよね。得点にならないから。
じゃーパスが来るな。パスだけ警戒だ。
ってなるとパスカットをされてしまいます。
最初にシュートを狙う。フリーの選手が居たらすかさずパス。とやるとパスミスも大幅に減らせると思います。
根っこの原因はリングに気持ちが向かっていないからなのかな。
と思います。
原因2: DFを見ていない
「パスする所を見すぎている」に通じる所があります。
自分の次の行動に集中しすぎて、パス相手しか見ていない場合ですね。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、まさにこれですね。
意味としては「細かい所に気を取られすぎて、全体を見失う」
プレーに余裕を持ちましょう。
相手が引いているならいっそのことシュートを打ちましょうw
バスケは駆け引きのスポーツ。ぼくは後出しジャンケンって言葉が好きで多用してるんですが。
出せるじゃんけんの手がグーだけだったらそもそも後出しジャンケンなんて出来ないので、後出しジャンケンが出来るように余裕をもって相手を観察しましょう。
余裕を持て。
とは一言で言ってもなかなかに難しいもの。個人的にこうすれば余裕を持てたのでまとめてみました。なにかの一助になれば幸いです。
原因3: モーションが大きい(力が弱い)
これはミニバスとかで良く見ましたね。
そもそもモーションが大きすぎて、誰が見ても
「お、あのへんにパス来るぞ」ってやつ
社会人レベルではまだ少しマシになりますが、経験のあるDFは予備動作から何をやるのかを判断し次の行動を予測します。
少し腕を引いてパスの助走をつけるとか、振りかぶったりだとか。そういった予備動作を減らしましょう。
鏡がある所でパスを出してみたり、動画で自分のモーションを見てみるのが一番の近道ですね。
ボクシングではよく鏡を見ながらシャドーボクシングなんてやってるのを見ますが、相手から見てどう見えるかを把握出来てると強いです。
原因4:パス感覚が弱い
そもそもリードパスの感覚が弱い、空間認識能力が高くない。といった場合に起きるミスですね。
ロングパスにしろアシストのパスにしろ、チームメイトが取りやすい場所にパスを出してあげる能力が弱いとキャッチミスからのパスカットが発生してしまいます。
これを文字で書いて理解してもらう術を僕は持っていませんw
答えがあるならそれは経験です!練習です!
これを解決するためのチーム練習とかはあるんですけどね。
四角パス、3線速攻の練習とかがそれになります。
パスの苦手なチームメイトが「練習前に1分だけ時間くれ。四角パスやろう」と言ってアップを始める前にこの練習に取り組んでいました。
だいぶ改善されていましたよ。
やはり、練習一つ一つに意味を見出して取り組むと上達が早いものです。
ただ、このチームメイトのパスミスの原因はビハインドバックパスを使う必要の無い場面で使い、格好つけた末のミスだったのでそのミスは減りませんでしたw
原因5:格好つけて技術に見合わないパスをする
原因は4つで終わろうとしてたんですが、書いてて出ててきたのでw
元NBA選手のジェイソン・ウィリアムス(愛称:ホワイトチョコレート)に憧れてエルボーパスを出さない。
ボールコントロールが苦手なのにビハインドバックパスを多様しない。
気持ちはわかりますよ!
格好いいプレイしたい!チームメイトから「おー!なんだ今のは!?」って言われたい!w
それらを否定するわけではないのですが、バスケットは習慣のスポーツとも言われます。
基本的に、練習してない事は出来ないのです。
やるならビハインドバックパスの練習をまずしましょう!
そして、そんな応用技術を練習する前にチェストパス等の精度を上げるべきではないのか?
足し算引き算といった基礎が出来てないのに因数分解なんて出来るのか?
というのが僕の考えなんですが、いかがでしょうか?
おまけ:味方のせいのときもあるw
自分がドライブに向かって、ペイントエリア付近でDFに止められた時など。
味方が誰一人として動いておらず、フリーの選手が居なくてそのままターンオーバーのパターン。
誰かがドライブを仕掛けたらDFとボールマンが直線にならないように少し動くとか。合わせの動きを全くやってくれないとか。
なんて時は味方のせいの場合もあります。
ただ、その場合でも味方とは喧嘩をせず
「ここが空いてたから入ってきたらパス出来てゴール下簡単に得点出来た」
と要望だけ伝え、「基本的にミスは全部自分のせい」と思ってた方が上達できます。
ここだけでは書けない細かいシチュエーションもありそうなのですが、この記事であなたのパスミスが減ってバスケを楽しくプレイ出来ると嬉しいです。