色々な使い方をされるステップバックシュートですが、どういうシチュエーションで使われるのかをまとめました。NBAの超一流DFからどのように得点をするのか、色々なシチュエーションでの使われ方をNBA選手から学んでみましょう。
前置き
少し前にステップバックの基礎基本について動画とブログでまとめてみましたので、最初にそちらを御覧ください
前回の記事では単純なステップバックの動き方についてです。
実際にこの記事の内容だけでも得点する事自体は可能だと思います。
もっと応用編的な、ステップバックを発展させてアンストッパブルな技術に仕上げるために、たくさんのパターンの動きが必要だと思ってまとめてみました。
動画で学ぶ
早速、動画を見ていきましょう。
身体のターンが逆の時のステップバック
これ、実は難易度が結構高め。
ターンというのはシュート打つ時の身体の向きの事です。
大昔には身体はリングに並行して向かって打てなんて言われていましたが、最近では利き手を半歩から1/3歩程前に出して打つのが良いとされています。
右利きなら右半身が少し前に来る感じ。
なので通常、
- 右足でステップバック
- 左足で着地(ピボットフットをつける)
- 右足を引きつけてシュート
となると、左足が半歩後ろに行くのでスムーズ。
ターンが逆だと
- 左足でステップバック
- 右足で着地
- 左足を右足より後ろまで引き付けるor左足が前の状態でシュート
となるので、身体の使い方が難しくなります。
左足を右足より後ろまで持っていくと少しもたついてしまうが、シュートはスムーズに打てる。
問題なのは左足が前の状態。
結論を先にいうと「空中で右足を半歩出すように身体を回旋させながら打つ」
これで空中では通常通りのフォームで打つことが出来ます。
やってみたら分かりますが、なれていないとかなり難易度高いです。初心者の人にはフォームが固まるまでは絶対にトライするな。というレベルw
最初のあたりのステフェン・カリー、カイリー・アービングのような動きを真似してシュートしてみて下さい♪
ドンチッチ式Wステップバック
これは少し前にも動画作ってみたので、こちらもご参照下さい。
- 右足でステップバック
- さらに左足でもステップバック
- 両足着地
- シュート
という順でのステップになります。これは移動距離も伸びるので身長のない選手におすすめですが、強靭な体幹も同時に必要となるので練習で一度試してみて下さい。
ジャブステップ→ステップバック
レブロン・ジェームズ、ジェームズ・ハーデンがよく使ってる印象ですね。あとはクリス・ポールとかもかな。
ドロップステップなんて言葉を使う人もおりますが、英語に疎いのでジャブ→ステップバックと書かせてもらっていますw
ドライブをジャブステップで警戒させておき、相手の重心が動いた瞬間にステップバックで距離を空けてシュートを打つという技術ですね。
ドリブルが不得意な選手でも1ドリブルで距離が空けれるので覚えておきたい動きですね。
ステップバックのカウンタームーブ
動画の後半はステップバックを読まれた時のカウンタームーブについてプレーをまとめています。
DF「ステップバックしかしないな、ステップバックに合わせてブロックに行こう。ゴール下は捨てる」
なんて感じでDFも頭を使ってステップバックを潰す守り方をしてきます。
そういう時に使える、カウンターの動きをご紹介
ステップバック→ドライブ
ステップバックをやり続けていたら警戒されてブロックされる危険性が高まってしまいます。
なので、一度ステップバックした時にDFが詰めてきたらカウンターをお見舞いしてあげましょう。
空いた距離を詰めるためにDFが距離を詰めてきたら、DFの重心は前に向いているので、そのタイミングでドライブされるとついていく事が出来ません。
DFの動きを探りながらですね。
ぼくはこの動きもステップバックとして位置づけていますが、リトリート(DFから下がる技術)の1つと言われればそれも内包してると考えています。
ステップバック→フェイダウェイ
フェイダウェイ:後ろに飛びながら打つシュート
これは超高等技術ですね。
ステップバックで重心が後ろに行った時の補正として「スイープ&スウェイ」を推奨していますが、身長のない選手だと読まれた時にブロックされる危険性もあります。
そこで、ステップバックで重心が後ろに流れているのをそのままにフェイダウェイシュートという選択をカイリー・アービングは取っていますね。
これは相当体幹が鍛えられていないとまともにシュートまで行けない程に難しいシュートです。
練習でできるようになるまで本番での使用は控えましょう。
ステップバック→ステップイン
DFがブロックに来た!
そこでカウンターとしてDFを避けてシュートを打つ動きです。
DFに当たってしまう事もありますが、DFが空中にいたり、自シリンダーから出ている場合はファウルになりやすい動きです。
動画の後半でドンチッチがカウントをもらっている動きがそれですね。
そして、一番最後のドンチッチのプレーは見た時に鳥肌が立ちました。
ステップバック→ステップイン→(ターンが逆での)ディープ3P
正直ぼくは一つ一つの動きすらもスムーズに出来ないのですが、そのまま決めてしまうんだから見事以外の言葉が出てきません。
これを試合で使えるような選手はプロでも少ないのではないでしょうか。
あとがき
さて、今回はステップバックの応用編という事でまとめてみました。
ステップバックは本当に使えるスキルだと個人的に思っています。
ただ、ネックになるのは「安定して決めるには強靭な体幹が必要になる」という事。
- 練習で身体の使い方を覚えて克服する
- 体幹トレーニングをして克服する
とまぁ、練習あるのみですね。
スイープ&スウェーを使ってのシュートだとコーディネーショントレーニングを続ける事でできるようになるはずなので、是非トライしてみて下さい。
<sponsord>
●NBAを見よう
個人的にはバスケの試合をたくさん観るのが何よりの上達への近道だと思っています。楽天NBAならPC、スマホ、ゲーム機で見れるのでどこでも閲覧可能です。スマホでなら過去の試合をダウンロードして見る事も出来るので通信量も節約可能。
いつでもどこでもNBAを見て自分の能力をアップさせよう
コメント