ステップバックとは、自分より「素早く、高く、強い」ディフェンスに対抗するために編み出されたシュートだと言われています。使えるようになれば得点の機会を大幅に増やすことが可能です。実際のNBA選手の動画も交えながらどのようにするのかを説明してみます。
ステップバックとは
ぼくのお気に入りの選手は「Beard(髭)」ことジェームズ・ハーデンです。
シグネチャームーブの「ステップバックシュート」「ユーロステップ」で得点を量産していくのは圧巻。
元々ステップバックシュートの事は「キキ・ムーブ」と呼ばれていたそうで、元NBA選手のキキ・バンダウェイによって考案されたもの。冒頭の「素早く、高く、強い」ディフェンスに対抗するために作られたものなんだとか。
言葉で説明するのは難しいのですが、一応動画を見れない人のためにも説明すると
ドリブルストップ時にディフェンス側の足を踏み込み、キック。後方に下がって自分とディフェンスとの間に空間を作り、打つシュートの事。
ジェームズ・ハーデン程に多様はしなくても、レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ダミアン・リラードなんかも使いこなせてるように思います。
このように多くの選手がレパートリーの1つとしてもってるスキル。
具体的なやり方
説明用に作ってみた動画です。この動画を見ながらか、見てから読み進めて下さい。
手順としては以下のような流れで行ないます。
- ドライブを仕掛ける
- DFにコースに入られる
- DFに近い足で蹴り、DFから離れて距離を空ける
- 着地してシュート
ボールマンとDFの間にスペースを作って、1人でオープンな状態を作って打つのが目的です。
ステップについては右利きの場合にはまず
- 左手ドリブル
- 右足でステップバック(DFと遠い足)
- 左足で着地
- シュート
という流れをまずは極めましょう。
通常シュートを打つ際には少し半身になり、利き足と利き手が前に来ると思いますが、上記流れだとその態勢に自然となるのでシュートまでがものすごくスムーズに打てるようになります。
なるべく素早くスムーズにシュートを打つ必要があります。せっかく距離を空けてシュートを打てる状況を作ったとしてもDFに追いつかれてブロックされてしまっては意味がありません。
ステップバックをスムーズに行なうためのヒントについても書いていきます。
スムーズに打てるようにするコツ
どうすればスムーズに打てるようになるのか。気をつけたいコツや注意点など
後ろに下がるとは限らない
ステップバックの肝とは「DFとの間にスペースを作る事」だとぼくは考えています。
なので、必ずしも真後ろに下がる必要はないですよね。
じゃぁどこに飛ぶのか?
ぼくが推奨しているのは「DFと遠い所に飛ぶ」のが良いと思います。
DFの立ち位置によるので説明し辛い所でもありますが。
DFが右側に居るなら左にステップバック、
前に居るなら後ろにステップバック。
と飛ぶ場所をDFに応じて変えるべきではないかと思います。
上でなく低くステップバックする
まずの注意点として、アマチュアの大会でもステップバックをする人をちょいちょいみかけます。
その時に失敗、というわけでもないのですが、タフショット気味に打ってる選手を見ることがあります。
それについてよくあるのが、上方向に飛びすぎている。という問題点があります。
上に飛んではいけない。というわけではないんですが、低い姿勢で後ろ(もしくは横)に飛ぶのが良いと思います。
上へのベクトルが強めにステップバックしてしまうと着地までに時間がかかりシュートまでの時間が長くなる。
結果、DFがおいついてチェックされる。という事が発生するので低く後ろに飛びましょう。
自分の制御出来る範囲でステップバックする
ステップバックをする際に、全力で後ろに飛んでしまい、態勢を崩して「セルフタフショット」になってしまっては元も子もありません。
なので、ステップバックする時は自分の制御出来る範囲でトライしてスムーズなシュートが打てるように練習しましょう
良い態勢でスムーズに打つヒント
それを結果を先に書いてしまうと「スウィープ&スウェイ」をして打つ。というのが良いヒントになります。スウィープ&スウェイというのは
こいつです。
バスケの動きの説明に使おうと思っていたフィギュア、ようやく使えました。。w
余談は置いておいてシュートを打つ際に「ほうきの動き」とも形容されます。
頭を固定しておいて、足を前に出してシュートする動き。
これをする事で重心の補正をシュート中にスムーズに行なう事が出来ます。
まとめ
さて、長々と書いては来ましたが、結局の所打つ感覚を身に着けない事には試合中に得点する事は出来ません。
人が居ない所で練習。
実際に対人練習。
ゲーム内での練習。
とステップを踏んで身につけて行きましょう。
身につければ得点チャンスが増えるのでどの選手にも必須のスキルだと僕は思っています。
是非練習してトライしてみて下さい。
トライ・アンド・エラーをするの楽しいですよね。
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