友達からの依頼で「人いないからこの日だけ教えて欲しい」との事だったので小3以下の子供達にバスケ指導してきました。その時に興味を持たせる言い回しなど楽しい事があったので備忘録的にまとめてみます。
ミニバス指導の依頼
地元の友達から一緒に見てる指導員が来れないので小3以下を見てほしいと言われたので、興味本位で遊びに行ってきました。
依頼内容は「楽しんでドリブルが上手くなればOK」
との事。意外とハードルが高いw
友達が指導してる学校は全体で50名と結構な大所帯で、一人では見れないので父母の協力を借りながら指導しています。人の前に出るのが苦手な自分としては何から何までハードル高しw
指導内容
何やろうかなーとぼんやり考えてたんですが、基礎のドリブル練習にコーディネーション混ぜてやってみようかなーと思い、以下の内容で教えて来ました。
- クロスオーバー(ドリブルチェンジ)
- インサイド・アウト
- レッグスルー
- ビハインドバック
- ターン(ロール)
ご覧の通りなんの変哲もない基礎スキルw
これを一通りやらせて、その後は
- クロスオーバー → ビハインドバック
- インサイド・アウト → ターン
と、教えた技術を連続で使いレイアップを決める。
というもの。
よくある、ハーフコートあたりからドリブルで来て、数箇所にコーンを置いてこの場所でアクションしてもらう。
どういう意図でこれをやるのか、どのタイミングでやれば相手を抜けるのか。というのをまず自分が実際にやってみせて、続けて子供達に実践してもらい、そのDFに立って一人一人に教えていきました。
出来ない子はまぁ出来ないw
最初の課題はボールを見ないでやる事ですねー。
ボールを見るな。と言われてもどこ見ていいか分からないので、DFの目をみてやれ。と言いながらやってました。
1時間くらいしか時間なかったのである程度の組み合わせが出来た時点で紅白戦が始まったのでここまで。
短時間で子供達が何が出来てなくて、どの方向で努力すればいいのか見極めて伝えるっていうのはなかなかに難しいものですね。
一応コーチングの勉強もしてはいたんですが、本当はもう少し細かい所から教えていかないといけないなー。
ドリブルは突くんじゃなくて、「引く」んだって言うのを伝え忘れてたのでこれは今後、機会があれば伝えていきたい。
大切なのは言い回し
友達コーチからの依頼は「楽しんで」というもの。
どうやったら楽しんで、興味持ってやってもらえるのかなー。と考えてたら漫画「ピン★ポン」の1シーンを思い出したのでそのまま使ってみる事にw
魔球ではないので
「今日は、君たちに必殺技を教えます!」
といって導入。
すると食いつきが良い事良い事w
全員合同での締めの挨拶でも「今日教えた必殺技、出来るように練習しておいて下さい!」と言って挨拶を終えたら、教えてない上級生達がザワザワしだし、「必殺技?必殺技?なんだ?なに教えたんだ?」となってて少し笑ってしまったw
少しの言い回しで興味を持ってやってもらえるので日本語の面白さと難しさを感じましたね。
まずは必殺技の動きを説明、
次回以降はシュートとパスについてでも教えようかな~。
これも、どうやったら興味持って教えられるのか考えないといけないですね。
コーチングの師匠の教え
コーチング自体を教えてもらったわけではなくて、こうするべき。
という根っこの考えは以前やってた仕事の兼ね合いで教えてもらっていました。
その考え方というのが
「指導者は子供達のモチベーションを上げる事だけが仕事。興味持てば勝手に勉強や練習して上達していく」
というもの。ものすごく感銘を受けたのですが、これを短時間ではあるけど目の当たりにして少しばかし感動しました。
何かを教える時にはこれをやればどれだけ素晴らしい未来が待っているのか。というのを意識して教えて行けたらな~なんて考えています。
あとは、指導をした経験はほとんどないんだけど
やってみせ、言って聞かせて、
させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。
山本五十六
という言葉を以前聞いていたので、人は動かじ。のところまでを意識してやってきました。
自分がドリブルをやってみせ、子供達に言って聞かせて、させてみる。
褒めるというプロセスが難しくて、言ったことを出来た時に「よし、そうだ!出来てるぞ!」と声掛け。出来てない人には「そこで持ったらダブルドリブルだ」という事を言って実践してみましたが、これでいいのだろうかw
助っ人コーチなので長期的な成長を見れないのが少し残念だなー。
色々な経験をさせてくれるバスケには感謝しかないですね。