「邪魔だ!」「そこに居ると狭い!」「止まってないで動け!」「動きすぎ!何がしたいの?!」なんて言われたことありませんか?すごい嫌な気持ちになりますよね。凄い分かります。ぼくもよく言われていました。「そうは言っても動き方が分からないよ!」って思ってるあなた、この記事はそんな悩みを持つ人の助けになるはず。「六分割法」「スペーシング」という考え方がカギ。
これは過去にぼくがチームメイトに言われた事なのですがw
言われてる事は分かる。邪魔だし、狭いし、止まってたし、確かに何したいんだろ。
そこで言われた人は思うのです
じゃぁどうすればいいの!?
すごくわかります。僕もそうでしたw
ミスを責めるのはすごく簡単。その場面を切り取ればいくらでもダメ出しは可能です。そこで言われた人が思うのは。
そうは言うけど。じゃぁどう動けばいいの!?
この記事ではそういう疑問が出たときにどうすればそれが解決できるのか。その助けになるはずです。
初心者にありがち「狭く」なる原因
バスケの動きが分からない時に陥りがちなのが、自分のシュートレンジ(多くの場合3Pの内側のミドルレンジ)に居続ける。
という動きをやりがちです。自分も根っこの原因はこれでよく注意されていました。
すごく気持ちはわかります。得意の位置からだと活躍出来る機会が増えるのでチームにも貢献出来る!と思いますよね。
その気持ちは一旦置いておいて
これをしてしまうと、ペイントエリア近くに3名、4名と集まってしまうので残りの選手の選択肢として
×パス
×ドリブル
となり、シュートしか打てなくなります。
こんな苦し紛れに打つようなシュートは確率が悪く。ディフェンスの思うつぼ。
スペーシングの基礎「六分割法」
審判の項目でも書こうと思ってるのですが、「六分割法」というのはご存知でしょうか。
審判のコート上で見る範囲の説明によく使われる言葉なのですが、ここにどう動くかのヒントが隠されています。
まずは以下の画像を見てもらうと早いのですが。
見ての通り、ハーフコートを6個に分割したイラストになります。
これが何なのか。というと
簡単に言うと「各エリアに二人以上居ないようにする事」です。
1つのエリアに1人のみ居る状態にする事。
この考え方に当てはめると、「狭い」「邪魔」と言われていた言葉の意味もなんとなく思い当たるところが出てきませんか?
同じエリアに2人以上居る。もしくは、ドリブルしてた先でエリアに2人の状態になった。
その場合「狭い」「邪魔」などと言われる原因になります。
悪いスペーシングの例
まず次の画像のような状態を見てどう思いますか?
中学・高校バスケでも見ることがあるスペーシングですが。
これだけでみると、ほぼ各エリアに一人ずつだし良いと思うかもしれません。
これはオフェンスだけなので、実際にディフェンスが居たらどうつくのかを見てみると
こうなります。
ボールマンはこの状況で一体なにが出来るでしょうか?
ドリブルでゴールへアタック? → トリプルチームに近い状態なので難しい。
3Pシュート? → シュートチェックに3人が飛んできて決めれるメンタルがあればOKw
パス? → こんなにディフェンスが近い距離なのでパスカットの危険もものすごく高い。
ボールマンはトリプルチームにでも来られるんじゃないかとハラハラドキドキですねw
何も出来ないですよね?
これが、いわゆる「狭い」と言われる状態です。
良いスペーシングの例
次に、「六分割法」を守ってスペースを作った場合。
ボールマンになった気持ちで見てみてください。
とても広々した空間。パス・ドリブル・シュート何でもいけそうな気がしてきますね。
要は、自分の動きが悪いと、味方のところに敵を連れてきてしまい、オフェンス1対ディフェンス2の状態になり、とたんにピンチになる。
という事が起こります。
スペーシングという考え方で、近代バスケでは一番の基礎となる考え方です。
これを意識するだけで冒頭のような言葉は言われなくなるはずです。
5対5での良いスペーシングの例
説明のために例として3対3をあげましたが、参考までに5対5の時によくNBAで見かけるスペーシングです。
ディフェンスの能力にもよりますが、ボールを持ってからの動き「パス、シュート、ドリブル」がスムーズに出来そうだと思いませんか?
広く使えば良いスペースになる事はわかった。でも、そんな事言われても3Pが届かない!
これはのちのち記事に興したいと思います。
コートを広く使い、ディフェンス同志がフォローできない状況を作ることで
少なくとも「オフェンスの味方の邪魔」にはならなくなります。
意図せず、動き方が分からないばかりに、このような状態になっているチームを多く見ます。
同じエリアに入らないようにする。と言っても例外があります。
・味方にスクリーンをかける
・ドリブルハンドオフをする
こういった戦術は試合を有利に進めるために必要なのでこういう時は例外となります。
今回のまとめ
- コートを狭く使い、オフェンスの邪魔をしない。
- 「六分割法」を使いコートを広く使い、味方の選択肢を広げる。
- 味方の近くには「スクリーンをかける」、「ハンドオフ」をする以外では不意に近づかない。
もしも冒頭のような事を言われた場合は今回の記事を思い出して頂けるとあなたのお力になれるはずです。
<sponsord>
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