近代バスケで最も大事なスキルの1つが3Pだと思います。NBAのガソル兄弟もそうですが、現在はセンタープレイヤーでもフリーな状態では3Pを打つシチュエーションが増えてますよね。近代バスケでは最も身につけなければいけないスキルではないかと思いますが、あなたは3P シュートが届きますか??
シュートを飛ばすコツは身体の連動とリラックス
最初に結論から言いますが、シュートが届かない人というのは得てして身体の連動が悪い事が多いです。
エネルギーの流れで言うと
足 → 腰 → 肩 → 肘 → 手首 → ボール
と伝わって行くのですがこのエネルギーの流れが途中で逃げてしまい、ボールまで100%伝えられない。
力任せに投げれば届くかもしれませんが、それだと再現性がなく
✕「シュートを決めた」
◯「たまたま入った」
状態となってしまいます。
球は速いけどストライクが入らないピッチャーの状態ですね。バスケットも野球もリング・ストライクゾーンの違いはあれど、これではなかなか狙ったとこに行きません。
連動性をどうすれば良くなるかという話なんですが、リラックスする事。これに尽きます。
ぼく個人の意見ですが力んで打つシュートでは確率がすこぶる落ちます。
さっきも言ったように再現性がないからです。練習前のシューティングではシュートが届くのに、試合中に疲れてきたらエアボールが増える選手は心当たりがないでしょうか?
自分自身の過去のダメなシュートフォーム
少し前のぼくの話ですが、25歳の時に遊びで再開したバスケットボール。
この時のぼくのシュートレンジはフリースローラインでしたw ジャンプシュートでも届くのはこの距離。
ちなみに身長は174㎝しかありませんw 外のシュートが打てないというのは相当致命的でベンチが指定席でした。(バスケットIQも低かった)
ぼくが運動音痴だったというのも相まって、3Pシュートの習得には結構な時間がかかりました。
そこで、本を買って勉強、インターネットを調べて勉強の毎日
シュートフォームを改良し続けて、現在ではセンターサークル近くからでもシュートが届くようになってきました。
当時のシュートフォームですが、友人曰く「ロボットみたい。カクカクしてる」
そうなのです、ここにシュートが届かない理由が全て凝縮されていました。当時は文句言われているとしか思ってませんでしたが^^;
シュートを届かせようとおもい、がちがちに力を入れて打つため、
足 → 腰 → 肩 → 肘 → 手首 → ボール
と力が伝わっていく時に、その所々でエネルギーが逃げてしまっていたんです。
現在はこの動きと真逆の状態を作り出し、3Pを確率良く決めています。
ぼくはチーム事情的にインサイドのプレーをする事が多く(身長は174cmだけどw)、試合中は3Pを打つ機会が2~3回しかありませんが、
現在は3~4割近い確率で3Pを決めています。
毎試合1本ペースくらいですかね。
自分のシュートフォームを録画しよう
さてさて、皆さん自分自身の動きを動画などで見たことありますか?
この自分の動きを動画で確認するという作業。これやるだけで効率2倍ですv
イメージとのズレが結果を変える。と僕は思っています。
自分の頭の中ではNBA選手のようなフォームで打てている。。でも、実際見てみると「こりゃースタメンと張り合おうなんて100年早い。。」なんて結果に割となります。
イメージとのズレを認識出来て、まずは1歩目です!
この話に関してはこちらのエントリをご参照下さい。ビデオはお手持ちのスマホで充分ですよ~
3Pを届かせる4つの方法
コツ1:力まない事 リラックスして打つ
シュートを打つ際に身体が「力んでいる状態」ではスムーズなシュートは打てません。
リラックスした状態で打つシュートが一番良いです。
ステフィンカリー、レジーミラー、レイアレン、カイルコーバーといったNBA選手を見てみても分かる通り自然体でリラックスして打つ選手に名シューターがたくさんいます。
「力任せに打つシュートでも入るからいいんだよ」
と思われる人もいると思いますが、社会人バスケをやっていて練習に行けない時期が続いたりすることは頻繁に起きると思います。
また、前述しましたが筋肉で打つシュートは疲れてきた時にとたんにシュート確率が落ちます。
勝負所の4Q終盤で披露からリズムがバラバラになったシュートは、ぼくなら決める事が出来ないと思います。
「力任せでも入ればいい」という意見を否定するわけではありません。それも一つの方法である事は確かです。あくまでもぼくがオススメするのはリラックスして打つという事です。
コツ2:一連の流れで打つ
「力まない事」でも同じ事が言えますが、一連の流れで打つ事です。前述しているとおり「連動性を高める」とも言い換えられます。
シュートを打ってる時に
「重そう」「カクカクしてる」「ロボットみたい」
などと言われるような人はこの一連の流れで打つという事が出来ていない可能性があります。
力の流れを止めずにボールまで伝える
これが重要になります。
構えたところから、ボールのリリースまでは留まる事なく流れるように打つ事が重要です。
ぼくはよく、「バネのイメージで打つ」という風に言っています。
足の力を一気にボールまで伝える。
これが出来ればボールに身体の力をスムーズに伝える事が出来ます。
そして、個人的に一番しっくりいった言葉での説明が
「ジャンプと同時にボールを放つ。」
これです。ジャンピングシュートとかとも言われますが。身体を沈めて、飛び上がるタイミングと同時にボールもリリースする感じ。ただ、あくまでもぼくの身体でのイメージなので、「飛び上がるとほぼ同時に!」とかタイミングを変えて調整してみて下さい。
コツ3:ハムストリングスを使う
シュートを最初に習ったときにどのように教わりましたか?
僕は「膝を曲げて、足を使ってシュートを打て」という風に教わりました。
実はこれって、効率が悪い足の使い方なんです。(言葉のニュアンスの違いもありますが)
ぼくはシュートで大事なのは、お尻(大殿筋)、太ももの裏(ハムストリングス)を使って打つことだと考えています。
「膝を曲げた状態」というのは太ももの前側(大腿四頭筋)が優位になりやすく、この筋肉は通称ですがブレーキ筋と言われるものです。
太ももの裏のハムストリングスはアクセル筋と言われ、前進する時に使われます。
冒頭の「膝を曲げて足の力を~」というのはブレーキ筋が優位で、ブレーキをかけた状態でシュートを打つことに繋がります。
最初の言い方を正すと
×「膝を曲げて、シュートを打つ」
〇「お尻を引いて、ハムストリングスの力を使いシュートを打つ」
こうする事で爆発的にシュートの飛距離が変わってきます。
このエントリに詳しくは書いているのでご一読下さい。
コツ4:考えすぎない 無心で打つ
これは「学習の5段階」でも伝えましたが、上記のコツを無心で打つ事が出来ないと試合でのシュートは入りません。
試合で、「足の使い方がこう」で、「リラックスして~」
といった事を考えてる暇はありません。
ボールをもらった瞬間に打てるシチュエーションで打たなければ相手DFのブロックの餌食にあってしまいます。
この状態になるためには、練習中から6割近くシュートを決められるようになるまで反復練習しましょう。
この6割近くというのはぼくが試合で3P解禁する時に決めたルールです。
良いシューターは努力によってのみ作られる。
と誰かが言っていた気がします^^;
今となっては、ある程度届くようになったらドンドン試合で打ったほうが良いと思います。
練習と試合は全くの別物
プレッシャーに慣れるためにもエアボールしなくなったらどんどんトライしましょう!
まとめ
- ハムストリングスを使ってシュートを打つ
- リラックスした力まない状態で打つ
- 流れを止めず一連の流れで打つ
- 最終的には3Pのコツを意識せず、無心で打てる状態まで反復練習する
です。この記事が迷えるバスケットマンの助けになれますように。
実践編の記事を公開しました
この記事に書いてあるコツでシュートが届いた方、おめでとうございます。
次はどんどんクイックにリラックスして、スムーズに打てるシュートに改良していって下さい。
そこで、ここに書いてあるものはあくまでもコツ。これを踏まえた上での練習方法をまとめました。
ぼくは25歳の時にバスケを再開。シュートレンジがフリースローラインだった男がディープ3Pを届かす事が出来るようになった練習方法が書かれています。あんなに運動音痴だった自分がここまでシュートレンジを広げる事が出来たので、結構良い練習方法なんじゃないかと自負しています。
3Pが届かないと悩んでいるプレーヤーの悩みを1つでも減らせる事が出来たらうれしいです。
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