練習時や大会時に審判をやる機会ってありませんか?基本が分かっていない人は審判の動き方だけで経験者にすぐバレてしまいます。そして、審判の動き方に対する情報って全然無いんですよね。その問題を解決するためには「六分割法」っていう考え方が参考になります。コートを六等分して分担して管轄する方法です。あとはポジショニングも重要。
審判をやる事の重要性
(ファウルの種類や、ファウルコール時のポイントは別記事で書く予定です。今回は動き方のお話)
審判の動き方はご存知ですか?知っている方はスルーして結構なのですが、ぼくが審判講習会で習った審判の動き方の基礎について説明します。
社会人バスケでよくある話なのですが、審判はプレイヤーにとっては結構不人気なジャンルで、試合の時に率先して審判する人って結構珍しい部類ではないですか??
ぼくたちの参加する大会でよくあるのが、負けたチームが審判・オフィシャルをやる事が多く、大会時には審判やる人は必ず必要になります。
そこで不人気な審判、やれば楽しいのですが、試合後疲れた状態でさらにほかのチームのために動くのは。。。
やりたい人が居ればいいのですが、ぼくらのチームではだいたいはジャンケンして負けた人がやる。審判した人には1000円報酬といった形で運営しています。
審判していて怖いのが、吹くべきタイミングで吹けずにどんどん試合が荒れてくる事です。
「これがファウルにならないならこっちも同じことしてやる!」
といった具合にどんどんエスカレートしてくる事が、吹けない審判の時けっこう起こります。
審判の動き方 ハーフコート
まずはハーフコートでの立ち位置なのですが、
このように立ちます。
ハーフコートを上、下で挟むように立ちお互いが自分の持ち分の場所を見る形になります。
ゴール下を担当する審判が①、④、⑤
3P付近を担当する審判が②、③、⑥
ボールを追うのではなく、このエリアでのファウルを担当して見るという事が重要になります。
センターにボールが入ったからといって、センターばかり見てていてはダメで、ガード、フォワードが3P近くでボールのない状態でスクリーンプレーをしている時はスクリーナーが動いてないか、ディフェンスが押していないか等を見ていないといけません。
またこの立ち位置、何が重要なのかというと
全てのエリアを見れる
事が重要となります。
ガードが3P付近でファウルがあった時にゴール下の審判がファウルを吹いたりすると
「本当に見えていたのか!?」
とクレームが来ることがありますw
ファウルがちゃんとあったとしても、こういう風に自チームが有利になるようにクレームをつけてくる勝負師も結構います。
なので、立ち位置はかなり重要です。
何でファウルコールしたかを説明出来るようにしましょう。「なんとなく」で吹いてはいけないのです。
審判の動き方 オールコート
ちょっと画像分かりづらいかもしれませんがw
ボールの動きに応じて、今向かってるゴールの「左側」を動くことです。
これはよく社会人まででよく見られる「2人審判」の場合の動き方ですね。
疲れるかもしれませんが、しっかりと選手の挙動をみるためには死角がないようになるべく早く移動しましょう。
これ、速攻が多いチームの時に大変なんですよね。。w
大会時 ファウルコール
ファウルがあった時には、テーブルオフィシャルに報告をしないといけません。
「赤 10番 プッシング」
と言った形で。
その時の動き方の注意なのですが、
テーブルオフィシャルに近い審判がコールした時はそのままテーブルオフィシャルに報告します。
ゴール下のテーブルオフィシャルに遠い側でファウルが起こった時には、
もう一人の審判がゴール下に行き、報告後すぐにゲームが再開出来るようにしないといけません。
数回やれば慣れると思いますが、この時にスムーズにゲーム進行が出来るように気を付けましょう。
審判をやるとバスケが上達する
それもそのはず。
ルールが分からないのに、そのスポーツをやってる人を結構見かけます。
自分に都合の良い展開にならなければ怒るようなタイプの人ですね。
まずはルールをしっかり把握し、第三者目線でファウルのシチュエーションを見ておくと実戦でのファウル感覚が鋭くなります。
また、審判をしていると、次の展開を予想して動かないと死角が増えて、選手のプレーに追いつけなくなります。
「どこどこにフリーの人が居るからパス来そうだな。。」
「パス回し早くて、フォワードのディフェンス遅れたから、仕掛けて来るな。。」
「この選手はズレがあれば仕掛けてくるし、ファウル誘うの上手いから注意だな。。」
と言った具合ですね。
疲れる。面倒臭い。そういった気持ちも分かりますが、是非自信を持って審判が出来るように実践してみて下さい。
ぼくは大会時には率先してやるようにしています。
審判もバスケのプレイヤーと同じでやった分だけ上達します。
何をやるにしても自分が上達していく過程というのは楽しいものですね。
荒れそうな試合とかは結構緊張しますが、自信を持って説明したら結構分かってもらえますw
笛を吹くのが怖い!
という人もいると思いますが、慣れです。吹けば吹くほど上達するので審判も結構やりがいのある仕事ですよ。
普段のバスケの練習の時からドンドン吹いて練習していきましょう。
間違えられる時にたくさん間違えておきましょう。チームメイトからクレームが来るのと、知らないチームからクレーム来るのなら知り合いからのほうがやりやすいでしょ??w
審判の使っている「笛」
バスケの審判をやるにあたって、練習の時から笛を吹いてどんどん練習して慣れていけると良いですね。
審判をやるにあたって、中にコルクが入っているタイプの笛(体育の時間でよく見る奴)はあまり使われません。唾液が中にたまり、その結果大事な時に音が出づらくなるのが原因のようです。
中にコルクが入っていない物がスポーツでは主流で、よく使われています。
そこでぼくの周りで使っている人が多い笛がこちら。
ドルフィンと呼ばれるタイプの物ですね。
コルクが入っていないタイプは吹くのに結構コツがいります。
コツは”思い切り吹くこと”です!選手に聞こえるようにハッキリと吹きましょう。
もう少し安いタイプで”FOX40”と呼ばれるタイプもあります。こちらはドルフィンより高い音が鳴ります。
こちらがプロ仕様の審判員用ホイッスルです。
さっきのドルフィンプロの倍近く値段がします。。
[ バスケットボール審判員用ホイッスル ]
BLAZZA BasketPro SET ブラッツァ バスケットプロセット
立ち上がりの強い、太くキレのある高温。
柔らかいのに噛み割れないバスケットボール審判員用ホイッスル
チタンフレームを弾性プラスチックで包み込んだ、薄型ソフトマウスピース
歯が安定し、タンギングがしやすく、決して噛み割れることがありません。
ホイッスルが裏返りにくく、低温でもしなやかなシリコン製ネックストラップ2011年度 グッドデザイン賞 受賞作品
という商品だそう。チタンが使われてるので思い切り噛んで吹いても割れないっていうのはいいですね。長く使えそうです。
余談
ちなみに、審判着については以下のような服装が義務付けられてます。
もしも大会で必要になった時にはご参考までにどうぞ。
シューズは黒を着ける事が義務づけられているので、オールブラックの靴を履きましょう。
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